転職サイトとハローワークの違い

介護職は転職する方が多い職業ですが、仕事探しの方法は主に転職サイトかハローワークとなっています。転職サイトとハローワークで扱う求人広告は、当然事業主が申し込んでいます。しかし、ハローワークでの求人広告掲載料は無料である一方、転職サイトは有料というところが相違点です。

転職サイトの求人広告掲載料は、掲載課金型と成果報酬型に大きく分類されます。前者は求人広告を掲載している間に料金が発生するシステムです。そして、後者は応募が来た時点で料金が発生する応募課金型と、採用した時点で料金が発生する採用課金型があります。転職サイトによっては、離職率の高い施設の募集は受け付けないなどの規定を設けているところもありますが、ハローワークではそういった規定はありません。ですから、ハローワークで扱う求人広告は有料企業というイメージを持つ方は少なくないのですが、必ずしもそうではないということは覚えておきましょう。

応募前にしっかりと、施設の職場環境を自分で下調べすることが大切です。ただハローワークの求人情報は基本情報しか掲載されておらず、職場環境や離職率、有休消化率など細かなところまではわかりません。面接官に確認するしかありませんが、把握している可能性は高くないでしょう。

一般的に、紹介状のあるハローワークを通して応募したほうが採用につながりやすいと言われているものの、マッチングを期待するならば転職サイトの方が向いていると言えるでしょう。それぞれの特徴をよく理解して介護職の仕事探しを進めていきましょう。